税理士は、税金に関するプロフェッショナルです。
公平・公正な立場から、個人・法人を問わず、私たちの生活や企業の活動から生じる、税に関する様々な問題に対してアドバイスやサポートをしてくれます。
税理士の主な業務は、税務代行、税務署類の作成、税務相談、会計業務、租税に関する訴訟の補佐などがあり、具体的には、 確定申告、年末調整、節税のアドバイス、決算、相続税と贈与税、青色申告と白色申告などがあります。
税理士は税金に関する専門家として、私達を様々な面でサポートしてくれる仕事です。
しかし、企業の経理事務や、経営者、個人事業主の方などでない、一般の人々にはまだまだその業務内容は身近なものでは無いかもしれません。
このコーナーでは、そんな税理士の仕事を、具体的な体験談などを交えてご紹介します。
税理士のお仕事を知ってもらうために、以下にユーザーから投稿して頂いた、税理士の業務に関する意見や感想、体験談などを幾つかご紹介します。
個人の確定申告の期間は終了しましたね。
なんとか確定申告を提出してほっとしている方もたくさんいるんでしょうね。
確定申告というものは、ただ単に収入から所得を算出して、控除をして、所得税を算出していくというだけなのですよね。
確定申告についている、パンフレットはとてもよくできていると感心するものの、それでも、確定申告という作業をしていると、なにがなんだかわからなくなる瞬間があります。
税金にかかわる法律はほんとに難解ですよね。そして、たびたび法改正されますし。
そんな難解な税法なので、節税をしたいなら税理士などの専門家に相談するのが早道なのだろうなと思います。
会社ならほとんどのところが、決算書の作成は税理士が行っていることと思います。
私も経理の仕事をしていたことがありますが、年度末に勘定元帳などを作成して税理士さんに見てもらって、OKをもらえると、ほんとに安心します。
経理の仕事をしていたといっても、まったくの素人であり、簿記の資格をもっていたわけではないので、借方、貸方という概念にはほんとになかされました。
ほかにも、発生した出金や入金が一体何の勘定科目に属するのか、最初のころはちんぷんかんぷんで、と言っている今でもなんだかよくわかりません。
なので、税理士の先生にOKをもらえると、私のような素人はとてもほっとするのです。
なので、個人事業主でも、顧問ではないとしても、疑問があればすぐ質問できるような懇意の税理士さんがいると助かるのだろうなと思います。
世界のどこかにあるとんでもない僻地ででも暮らさない限り、生きている限り我々はお金から逃れられないように、国民であるかぎり(そうでなくても消費税なんかで海外のひとも)税金からは逃れられません。
物を買えば消費税を払わなければなりません。
貯金をしても利子所得に課税されています。
温泉に使ったら入湯税、酒を買ったら酒税。
お給料に課税されているのは当然で、仕事を辞めて退職金をもらっても退職金にもしっかり課税されています。
モノをだれかにあげてもそれが価値あるものなら課税。
車を持っていると自動車税。
不動産を持っていると固定資産税。
誰かが亡くなって財産がたくさんあったら相続税。
競馬で大当たりしても課税されます。
そのうち呼吸をするだけでも酸素税なんてものがとられるようになるかもしれません。
それぞれの税金のかけられかたも計算も、それぞれで違い、さらにそれぞれに複雑な計算方法によっています。
税金は、役人が議員にふきこんで、計算方法をあえてわかりにくくすることによって庶民をけむに巻いて、巻きあげているのだといううわさを聞いたことがありますが、うそかほんとかはともかく、実際にわかりにくいのは事実です。
ほんとは税金の還付を受けらるかもしれないのに、めんどくさくて手続きをしないという人や、節税の知識がなくてホントは税金の額を押さえられるのに押さえずに払ってしまう人もたくさんいるのではないでしょうか。
そんなときに庶民の正義の味方?税金のプロ、税理士の登場ということになるわけです。
うまく税理士さんの知識を借りて、税金に対処したいものです。
私の父は地方都市の市街地に固定資産税評価額で約3億円の不動産を持っています。
そのうち土地が9割を占めています。
80歳を越えていますので何時不幸が起きるか分かりません。
相続人は79歳の母と55歳の私と3歳年下の弟の三人です。
今の時点で相続が発生したら預貯金を全てはたいて相続税が支払いきれません。物納という手もありますが、最近は税務署も物納を嫌っていると聞きます。
5年ほど前に相続の相談で市内の税理士さんに行ったのですが、期待したようなアドバイスがなくがっかりしました。
我が家に出入りしている銀行員に聞いたら、あの税理士さんは所得税専門で法人税も少しやっている程度で、相続税については専門分野外であるということが分かりました。
なるほどそうだろうと思いました。
税務の世界にも、法人税・消費税・所得税・相続税・資産税・税務調査・国際税務など分野があることが分かりました。
税理士さんだからと言って、こんなに多くの科目のことが分かる筈はありません。
風邪を引いたのに外科の病院へ行ったようなものだと思いました。
しかし、税理士さんは自分の専門以外のことは分かりませんとその場で言って、相続税の得意な税理士さんへの紹介状を書くぐらいの勇気が欲しいと思います。
結局は取引銀行の紹介で相続税に強い税理士さんを紹介してもらいました。
電車で1時間ほどかかるのですが、3回通って相続対策の筋道をつけてもらいました。
相談料も時間もかかりましたが、肩の荷が下りました。父も相続問題の心配がなくなりましたので、毎日元気に過ごしています。
早い段階で専門分野の税理士さんにお世話になったので本当に助かりました。
税理士は様々な士業の中でも認知度の高い職業ですので、多くの方がその存在を知っていると思います。
しかし、実際に一般の方で税理士さんにお世話になる経験は少ないと思います。
それは、税理士さんにお世話になる人は専ら事業をしているであり、確定申告をする必要がある場合だからです。
一般の方が確定申告を要する場合というのは、二ヶ所以上の収入源がある場合です。普通は1つの会社に勤めてお給料をいただくのでなかなか接点は無いのかもしれません。
では事業をしている方は具体的にどうして確定申告を税理士さんにお願いするのでしょうか。
確定申告は当然自分自身でも申告することが可能です。しかし、税に関する法律というのは毎年のように改正させていることをご存知ない方も多いと思います。国会中継や新聞などを見ていると、中小企業の支援という議題は不景気を脱せていない日本経済にとって毎年の課題です。その時に、法人税など事業者にかかる税金や様々な行政サービスの際に収める手数料としての税金、不動産の取得税などで経済を刺激する政策が多く取られているからです。
そんな、毎年コロコロと変わる税金関連法を熟知し、確定申告にかかる収支計算をしてくれるのが税理士さんです。この毎年変わる法律を踏まえてその時に可能な節税策を提示してくれ、事業者にとって最適な収支決算書を作成してくれます。
素人が無知のままに節税をしようとした結果が脱税となってしまう、そんな税金トラブルからの救済を未然に防止してくれ、また、年間通じて税理士さんにお世話になっている方は、税金対策として損金処理できるもの、例えば福利厚生のための保険や積立などの提案をしてくれます。節税対策をしながら、福利厚生を進め、企業とそこで働く従業員さん達の生活を支えてくれるのが税理士さんというお仕事の魅力です。
小さな会社で経理をしていますが、あらゆる面で税理士に相談してアドバイスをいただいています。いつも本当に的確なアドバイスで助かっています。
節税面でも、代表個人の消費について、これは経費で落とせるかどうか、判断に迷う時には先生に判断を仰いだりしています。
領収書の処理など、間違いなくやっているかみてくれるので勉強になります。
細かなことでも、親身になってアドバイスをくれるので「こんなこと聞いていいのかな?」というようなことまで聞いています。
最近はサラリーマンに脱税させる悪徳税理士が話題になっていましたが、うちの先生は社長がなんでもかんでも経費に付けろと言ってきても、ダメなものはだめ、と言ってくれるので頼もしい限りです。
消費税の分納もアドバイスいただきました。
無理に一括で払わなくてもいいんだよと言って下さいます。決算も私は日々の入力業務をしていればいいだけで 後は先生にお任せです。会計ソフトが 税理士事務所と同期されているので、日々の売り上げから 損益、決算仕分けの進捗状況も毎日チェックしてもらえます。
仕分けの不明な部分も、遠隔地から同じ画面を見ながら説明してもらえるので わかりやすくて助かっています。
とにかく 困った時にすぐ来てくれる安心感があります。
月額の2万円はけして無駄金ではなくて、見合っていると思います。
税理士報酬はかかっても、やってもらうメリットは大きいです。会社にとっては なくてはならない存在です。