みなさんも、税理士事務所を変更するようなことがあると思います。
そのような税理士事務所を変更する時期を決める場合には、十分注意する必要があります。
というのは、税理士事務所を変更する時期には、最も適した時期というものがあるからです。
税理士事務所の変更のタイミングで、一番いい時期は、決算が終了した後なのです。
一つの事業年度が決算をすることで終って、その決算に基づいて税務署に申告が行われます。
そのため、過去に行った経理処理をその申告書と決算書から確認することが出来るので、次の新しい事業年度からの処理の引き継ぎが容易にできやすいためです。
しかしながら、事業年度の途中でも、税理士事務所を変更する必要が生じることがあります。
特に、次のような問題があるような時には、出来るだけ早く変更した方がよいでしょう。
・税理士事務所の対応方法に問題があるような場合
・税理士が高齢の方で、新しい税務の知識があるかどうか分からので心配というような場合
・税理士事務所の所長が顔を現さないような場合
・顧問契約をしているにも関わらず定期的に訪問してくれないような場合
・すぐに担当者が辞めて頻繁に交替するような場合
なお、変更する際には必ず、変更前の税理士事務所から申告書、税務署への届出書類、総勘定元帳、預け資料を受け取って、大切に保管されているということを確認しましょう。
このような書類は、後で確認することが必要になってくることが多いためです。