税理士の仕事は、その名の通り税金を申告することです。
ほとんどの場合、所得税、法人税、相続税の申告が主な業務になります。
中でも、決算は税理士の大きな収入源です。
一般企業の経理においては、決算期に必ずと言っていいほど忙殺されます。
年に一度、あるいは半年に一度の決算において、企業の業績が黒字か赤字を明確にしなければなりませんが、そのために、貸借対照表や損益計算書とにらめっこしながら、全ての会計処理にミスはないか、入力漏れはないかをチェックしながら、慎重に行わなければなりません。
ある企業が、赤字になってしまうのは仕方のない事だとしても、顧客はもちろんですが、取引先や株主、融資を受けている金融機関などへのために、少しでも会計結果は健全に見えるものにしたいです。
そこで、税理士が登場します。
税理士は、その会計内容について間違いはないかを確認しつつ、適切な決算のためにアドバイスをするのです。
専門性の高い分野ですから、税理士の助言を受けることで、正しく、適切で、健全性の高い決算報告が行えるというわけです。
というよりは、決算においては、税理士のお世話にならないと申告や計算の仕方が煩雑すぎて、とても決算を完了できないというのが実情です。
税理士は国家資格であり、最も取得するのが難しい資格のうちのひとつです。
そういった税のスペシャリストのアドバイスを受けながら、正しく、企業経営にとって適切な会計を行うことは、すべての企業にとって必要なことでしょう。