税理士さんの仕事にはいくつかありますが、会計業務などのほかにそのひとつとして「税務代理」があります。
これは納税者の代わりに税務署に対して税金の申告や申請を行う業務です。
どのような書類が必要であるかや税務署での対応など全般について行ってもらうことができます。
さまざまある税金の中でも、もともと相続税や贈与税といった税は自主申告、自主納税なので納税者が自分で計算して税金を納める必要があります。
ですがそもそも何の税法の知識も無い一般人がこれをすることは非常に難しいため、代わってしてくれるのが税理士さんなんです。
特に相続税や贈与税は非常に難しい分野でもあります。
どのような点が難しいかというと、財産の評価方法やその複雑さ、あるいはその特殊性から、計算する税理士さんによって税金が全く違ってきてしまうんです。それは主に土地をどのように評価するのかが大きなポイントではあります。
つまり税理士さんによる生前の節税対策、財産評価の違い、また遺言が残されていなかった時におこる「遺産分割協議書」などを作成する必要がある場合などは、その作成の仕方によって相続税そのものもおおきく違ってくる場合があるのです。
こういったことにより、特に相続税や贈与税を税理士さんに頼む場合にはその分野についての申告に対して経験が豊かな税理士さんに頼むことが非常に重要です。
また税理士さんとの相性も大切な要素ですので話し合いの時によく見極める必要もあります。